母と会った日

晴れ。ひなたはちょっと暑い。ロンT1枚で過ごした。


8時に母から「いつ来るの?」という電話で起こされる。4時に寝たから完全に熟睡していましたね……。2度寝して9時50分に起床。猫らに朝食をやり家事を済ませてから実家に向かう。向かう途中また電話がかかってきて「いつ来るの?」。私たちが家に来ることを忘れないでいるのは良かったなぁと思いながら、たねやで柏餅の味噌餡を3つ買い、実家へ。家に着くと、痩せて小さくなった母が待っていた。


居間に行くとキッチンカウンターの上にインスタント味噌汁が注がれたお椀が置かれていて、湯気がゆらゆらしている。今からお昼を食べるところだという。事前に店を予約していることは何度も話していたのだけど、忘れてしまうらしい。「これからお店にご飯を食べに行くんだよ。予約してるよ。」「あらそうなの。あなたたちご飯はこれから?今から私は食べるんだけど……」というやりとりを何度も繰り返した。なんとか分かってもらえて、捨てるのは忍びないと味噌汁を一気飲みする母に出かける支度をするよう即し、やっとこさ出発という段階で今度は家の鍵が見つからない。そっか、認知症ってそうか〜〜〜〜と想定していなかったことを反省していたら、何とか自力で見つけてくれて出かけることができた。心の底からほっとした。


認知症の人はメニューを決められないので、私が母の分も決めて注文する。お店はとても混んでいて料理が運ばれてくるまで40分くらい待った。その間、母の昔話を聞く。短期記憶は全くだめだけれど、昔の記憶は鮮明なので同じ話を何度もしていた。食事は美味しく、母も喜んでくれたので良かった。


食後、少しでも外を歩いてほしくて近くの大きな公園まで散歩。新緑が美しく「綺麗ねえ」と言い合いながら歩く。ぐるっと公園をひとまわりして、実家に戻った。お茶を淹れて、たねやの柏餅をいただく。「今日はこどもの日だからね。」「あらそうなの!」を繰り返す。柏餅はとても美味しかった。


そんな感じで過ごして、17時前においとまする。母はとても嬉しそうに笑っていた。もう少し会うようにしようと思った。


帰宅後は、少し休憩してから菖蒲湯に入る。普段シャワー派なので湯に浸かるのは久しぶりだ。たぶん柚子湯ぶり。入ると気持ち良いんだけどね、面倒くささが勝るのよね、風呂。鎌倉殿の13人、100カメ(美容院)、ちむどんどんを見る。鎌倉殿は、政子回でもあった。政子にも尼将軍になるまでのドラマがあるから目が離せない。目が離せない人が多すぎる。楽しい。マチ子に点滴をして、2時前に寝る。

豆腐の間借り

食べ物と映画と猫となんてことない日常をつぶやいています。スタローン愛が強め。

0コメント

  • 1000 / 1000