ネタバレを含みます。
謎を解き明かしたり伏線を回収する話運びを期待していたのですがそうではなかったのでちょっと消化不良だったかな。でも全体的に登場人物から距離を置いたような感じがとても良かったし、要所要所で楽しく鑑賞しました。
前半、娘のくそ度胸が良かったです。教師には物おじしないし、苺ゼリーは絶対に渡さへんし、シスターに唾も吹きかけるJK。強い。後半は、清水尋也さんの暗い目をした演技にゾクゾクしました。てか、なんか見覚えあるなと思ったら「おかえりモネ」に出てたマモちゃんか!役者ってすごいね。
それから佐藤二朗。見かけるといつも何かコソコソとコントめいた演技をしていて、なんやこのおっさんって感じで最近は苦手な部類に属していましたが、いいじゃん。こういう演技もできるんじゃん(上から)。妻の首を絞めた後に我にかえるシーンとかちょっとウルっとしちゃったよ。
終盤は、このラリー一体いつまで続くんだ?これ撮るの大変だったのでは…という邪念が浮かんでしまいましたが、卓球の音、言葉数の少ない親子の対話、次第に大きくなるサイレンの音という3つだけの見せ方にはグッときました。
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