私は村上春樹の小説の良さがよくわからないし「バーニング」でも無事死亡(快眠)したので本作も見送っていたのですが、アカデミー賞ノミネートによる再上映。家では間違いなく爆睡するだろうし、濱口監督を信じてみようと意を決して劇場で観てきました。
結果、寝ませんでした!しかもまさかあの「この人いつも同じ演技だよな…」と密かに思っていた西島秀俊に泣かされる日がくるとは思いませんでした!!!謹んでここに深くお詫び申し上げます。
「僕は正しく傷つくべきだった」が心に残っています。私も自分を守るために自分や相手の心と向き合わないことが多い人生だったから。ずっと書き続けている日記が最近スランプだったのだけど(日記にスランプなんてあるのか?あるんです)、もっと自分の中を見つめてみようとちょっとだけ思ったりしました。そして前向きな気持ちにさせられる本作の終わり方はとても温かく、好ましいものに感じました。監督を信じて観てよかったです。でももう春樹はやめてね笑。役者もみんな良かったけど、とりわけ車の中で覚醒した岡田将生がめっちゃよかった。あと犬が可愛い。
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