「MINAMATA―ミナマタ―」

「MINAMATA―ミナマタ―」(原題:Minamata)は、2020年のアメリカ合衆国のドラマ映画。W・ユージン・スミスとアイリーン・美緒子・スミス夫妻の写真集『Minamata』(1975年)を基に、アンドリュー・レヴィタスが監督、デヴィッド・ケスラーが脚本を務める。1970年代、水銀中毒(水俣病)が熊本県水俣市の市民に及ぼす影響を記録した写真家のユージン・スミスを、製作を兼務するジョニー・デップが演じる。(Wikipediaより)
約2ヶ月ぶりの劇場での映画鑑賞でちょっと緊張。結論から言うと、久しぶりに劇場で観た映画がこれで良かったなと思いました。
淡々とユージン・スミスと水俣の人々を映し出しながらも、ドラマとしてとても見やすかった。小難しくないし退屈しない。人をきちんと描いていた。
水俣病を過去の事ではないと教えてくれるだけでなく、写真を撮る事についてや人と向き合う事についてにも学ぶべきところがあったように思う。それを説教臭くなくサラッと描いているのが良かった。ユージンが水俣の人達に"共感"して撮った写真の素晴らしさとEDの力強さに泣いた。劇中ユージンが言うように、1000の言葉より1枚の写真の力ってあるよなと思った。
役者に関してはみなさん良かったけど、アイリーン役の美波さんが往年の銀幕女優な雰囲気で素敵でした。目が離せなかった。あと関係ないけど、髭を伸ばして放心した顔をしたジョニデは仲代達矢に似てるな〜とか思いました。

豆腐の間借り

食べ物と映画と猫となんてことない日常をつぶやいています。スタローン愛が強め。

0コメント

  • 1000 / 1000