アネット・ベニングとビル・ナイが離婚の危機を迎えた熟年夫婦を演じ、「ゴッズ・オウン・カントリー」のジョシュ・オコナーが息子役で共演した家族ドラマ。「グラディエーター」「永遠(とわ)の愛に生きて」でアカデミー脚本賞に2度ノミネートされたウィリアム・ニコルソンが、自身の実体験をもとに脚本を執筆し、自ら監督も手がけた。
こぇぇ……私も今ある関係にあぐらをかかず夫をちゃんと愛そう…優しくしよう…と思いました(震え声)。私には寄り添ってくれる子供もいないしね…あ、猫はいるけど…。
全編通してセリフがいちいち良くて、息子が母親に「前を歩いていてほしい、もしだめなら教えて欲しい、お母さんでも無理なら仕方ない」的な言葉をかけるシーンは、なんて出来た子なんだ…!と感動したし、一番最後の言葉にも涙ぐんでしまった。両親が離婚した人、親がいる人、子がいる人、色んな人に響く言葉だと思った。それから最も印象的なセリフと言えばやはり「不幸な人が三人いた、今は一人だけ」でしょう。あの場でこんなカミソリみたいなこと言える人ってめちゃくちゃ賢いのでは…恐ろしい人…!
アネット・ベニングのモラハラ妻役もビル・ナイの気弱な夫役も素晴らしかったが、その間に立つジョシュ・オコナーがゴッズオウン〜に引き続きとても良かった。今後も彼の出演作を追いたいと思います。観て良かった!
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