「春江水暖」

私にはキヤノンの番組「世界遺産」を見ていると寝てしまうという癖がある。どうやら壮大な風景を目にすると眠気に襲われるという仕組みらしい。そんなわけだから、本作の流れるような壮大で美しい風景の長回しに即入眠不可避でした。半分くらいまで寝てスッキリした気分で後半戦に挑むことができたので良しとしますが、最後に出てきて遠い目をしていた人を見て「誰?」となって笑った。そして、続くんかい!ってまた笑った。
泳ぎからの掛け合いの長回しには、あの距離泳ぐの疲れただろうな…セリフ間違えたらまた最初から泳ぐのきついよな…って無駄にハラハラしてしまったので、私は長回しに向いてないなと思ったけど、すごいなとは思いました。そして「すごいなー」なシーンがたくさんあった。横スクロールな長回しだけでなく、印象的なカットの数々、ぜひ大きなスクリーンで観てほしいですね。
家族の話は(快眠したため)いまいちわからなかったけど、個人的に長男がタイプでした(そういう映画じゃない)。ちなみに演じているのは、おばあちゃんと孫と先生以外は監督の親族らしく、マジかよ?!てなった。リアル家族の絆だった。それをひっくるめて、すごい映画だと思う。監督は88年生まれの32歳で、これがデビュー作とのこと。ヒェー。

豆腐の間借り

食べ物と映画と猫となんてことない日常をつぶやいています。スタローン愛が強め。

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