「すばらしき世界」

「ゆれる」や「永い言い訳」の西川美和監督の新作。殺人罪により13年の刑期を終えて出所した主人公・三上が社会復帰のために奮闘する物語。直木賞作家・佐木隆三が実在の人物をモデルにした小説『身分帳』を原案にしている。
三上にそっと寄り添うような優しさが沁みて沁みて、後半ずっとじわじわ涙ぐんで最後は決壊。しかし皆が三上に優しすぎて、私たちの"こうあって欲しい"という理想が映像化したような気もしている。泣いてしまったのは、気持ち良かったからかもしれない。長澤まさみが嫌な役回りを全部引き受けていたのも辛かった(「リチャードジュエル」の女性記者的な辛さ)。
とはいえ、やっぱり泣かされちゃった。役所広司は本当にすごい。そしてキムラ緑子の「空は広いち言いますよ」と六角精児の「おめでとう」は最高。

豆腐の間借り

食べ物と映画と猫となんてことない日常をつぶやいています。スタローン愛が強め。

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